写真を撮られること。

 

 

唐突ですが、ぼく実は被写体になる事が苦手でした。

というのも 写真自体はすごく好きで、ポートレートやスナップ等色んな写真をみるのは好きだし、自分もやりたいって気持ちはあって、カメラマンさんに撮ってもらったり 踊ってみたの動画撮影の時に写真を撮ってもらったりしていたのですが、

 

出来上がった写真をみて一度は毎回へこむんです。必ず、毎回。

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それは何故か。理由は簡単で、【自分の顔が理想と違うから】なんです。

 

 

これを言うと恐らく(いやいや、活動者なのにそれはないでしょう)と思われてしまうと思うし、その気持ちはわかるのですが、ぼくが好きなのは 動画 作詞 歌 などの表現する事であって、ぼくの顔を見て欲しいからやっているわけではないのです。

 

と言っても、ぼくはフォロワーを増やしたり 何かを宣伝したりするために 割と頻繁に自撮りをします。(え〜写真苦手なのに自撮りをあげるなんて変じゃないか?)と思ったそこのあなた。

 

僕の思う被写体としての写真と自撮りにはとても大きな差があります。

 

 

それはズバリ、【加工】です。

 

 

僕は加工をしています。言ってしまえば自撮りは加工までがセット。理想の顔にしてから世に出す事ができてその手間は自分でやるものなのです。

 

でも被写体としての撮影された写真はまずカメラマン様がいます。その人の撮ってくれた写真に自分の顔が理想と違うからという理由で何枚も何枚も加工をするのは、その人が切り取ってくれたその瞬間を変える事と似ていて それが申し訳なくて、ずっと加工したいと言えず「ぼくフリー素材なんで!NGないです!」と強がっては本音が言えず、避けてしまうように 苦手意識を持つようになりました。

 

写真を好きになりたい感情と、どうしても落ち込んでしまうその葛藤に悩んだいたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完全に自己責任です。なのでますます誰かにこれを言うという事もせず、やんわり写真を撮られることを避けていました。

 

んー、動画の宣伝の為にも写真がきっかけになれば良いなとはわかっていたので、なるべく苦手意識を無くす努力をするようにはしていました。メイクはメイク道具から見直して、カラーコンタクトは自分の目に合うものを探して、髪もなるべくさらさらしていればマシに写るんじゃないかと思って頻繁に美容室に行って、たくさんポートレートの写真を見たりして。

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しかし、一度苦手だと思ってしまうと僕の場合はそれが根強く なかなか心を離れてはくれませんでした。

 

でも踊ってみたの動画にはサムネというものがあって、簡単にいえば先ず写真をみてから動画に移動するんです。だから踊ってみたをつくっている以上月に一度くらいは写真を撮る機会があります。

 

いやだなぁ…いやだなぁ…また自分の理想と違う顔にへこむし…申し訳ないし…動画だけ撮ってたいなぁ…ぼくがいないサムネ、空とかしか写ってないサムネだけでも動画を100000000回みてもらえるくらい有名になりたいなぁ…はぁ〜ぁ… と思っていたのが安藤くんです。

 

それでも本当になんとかしたかったのでたまに撮影に行ったりして自分を無理やりにでも変えようとしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中先日、ある人があるものをくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それがこれ。

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僕が踊り手をはじめていちねんかん、ずっと写真と動画を撮り続けてくれたカタルリさんの撮った写真だけを集めた小さな写真集。

 

そこには僕だけじゃなくて、この1年間で制作チームに加わってくださった方がたくさん載っていて、最後の名前一覧にも全員の名前が載っていました。

 

その、1年分の写真をみて、これをつくって制作チームへ本を自腹で郵送してくれたカタルリさんの作品に対しての愛を受けて、見終わったころには【僕はなんてバカなんだ】と思いました。

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こんなにぼくの制作チームの方々って、優しくて向き合ってくれていて「良いものにしたい」という感情で同じ方向を向いていたのに、苦手意識を持つぼくは勿体無さすぎる。いまの環境は恵まれていて、もっと頼ったり相談したり自信を持ったりしてよかったんだと 気付かされました。

 

そう気付いたら涙よりも笑えてきてしまって。2年目、やったるで…!写真も撮るし3年目になる頃にはもっと理想に近づくしその為に磨く事を続けるで…!と。

 

帰りの電車でコラボしてくれたこたちにお礼を伝えて、またコラボしてねって伝えて。カタルリさんにも写真が苦手な理由を話して相談しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苦手意識を完全に断つことはまだできていないんだけど、ただ、写真だって顔がメインなわけではなくて 風景や雰囲気やストーリーのある これもひとつの立派な作品であるんだ と、改めて気付かせてもらいました。こんなに背中を押してもらえた事があるのだろうか?と思うほど、その写真集はぼくにとって衝撃的で嬉しかったです。

 

ぼくを応援してくれる人たちにだってぼくが悩んでいたら面白くないと思うしもっと自信をもちたい。写真を好きになりたい。写真アイコンにしたい。と!!!!!!思った!!、!!だ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、自粛を終えたいま少しずつ被写体としての写真もあげはじめていきます。TwitterであったりInstagramであったり、いろんなところでみんなの目に入る機会が1年目より増えると思うので みかけたら拡散してもらえると嬉しいです。

 

3年目になるまでに、理想の被写体になれるようにがんばります。好きな被写体さんは瀬戸かほさんです。カメラマンさんは安藤きをくさん。(よかったらみてみてね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いきなりですが、早速このあとTwitterに 友人に撮ってもらった被写体としての写真を投稿してみたいと思います。写真に対する意識の変わった安藤くんがどんな感じになっていくのか、過程をみんなには楽しんでもらえたら嬉しいです。みていてね

 

 

 

では!